タレント・著名人のニックネームリスト

佐藤康光【サトウ ヤスミツ】

緻密流【チミツリュウ】

• 呼ぶ人：一般的
• 由来：研究や読みの深さ、緻密さから
• メモ：若手の頃によく呼ばれた
• 情報源：
  • 「「天衣無縫」佐藤康光九段の奔放な将棋」将棋情報局編集部（2019-10-10付）（2020-12-04 閲覧）

    佐藤九段はタイトル獲得13期、永世棋聖の資格を持つ大棋士。若手時代は類型の多い定跡形を主戦場とし、その深い研究は「緻密流」と称されました。

  • 「佐藤康光九段、最年少で紫綬褒章を受章「羽生さんに勝つために独創的な棋風に」」将棋コラム｜日本将棋連盟（2017-05-02付）（2020-12-04 閲覧）

    ――若い頃の"緻密流"から現在の独創的な棋風に変わった時期はいつ頃でしょうか。

    20代の後半だと思います。羽生さんとタイトル戦を戦っていくなかで、全く歯が立たないという時期がありました。このままではトップに立てないと思い、考え方を柔軟にして棋風の転換を図ったのです。当初は羽生さんとの対局で独創的な指し方をしていました。今は全体の８割ぐらいでしょうか。

  • 「現代の顔 佐藤康光--将棋とバイオリンが共鳴する"緻密流"新名人」国立国会図書館オンライン（2020-12-04 閲覧）

    現代の顔 佐藤康光--将棋とバイオリンが共鳴する"緻密流"新名人

    掲載誌 潮 / 潮出版社 [編] (通号 476) 1998.10 p.221～229

• 確認日：2020-12-04　確度：A（確定）

1秒間に1億と3手読む男【イチビョウカンニイチオクトサンテヨムオトコ】

• 名付け親：室岡克彦七段
• 由来：読みの深さを形容した異名。室岡克彦七段による言葉が由来（当初は10億と発言したとされる）で、コンピュータ将棋（当時1億手読むと言われた）に比したもの。
• メモ：2002年時点でネット上の書き込みが確認できる。2018年のインタビュー（後記情報源）では20代のころに呼ばれたと語っており、90年代には呼ばれていたと思われる。
• 情報源：
  • 「将棋世界 2016年2月号 付録 現役プロ棋士データブック2016 【下】た～わ行」（マイナビ出版）59p.（2016-02-01 発行）

    「コンピュータが1億手読むなら、佐藤康光は1億と3手読む」と表現したのは室岡である。

  • 「将棋ブームでうれしい悲鳴 ～日本将棋連盟会長 佐藤康光～」NHKラジオ らじる★らじる（2018-10-30付）（2020-12-04 閲覧）

    ―佐藤さんはすごく緻密な将棋を指されるということで。“１秒間に１億手”ぐらい？

    佐藤さん：“１億と３手読む”とよく言われました。若い時、20代のころですね。速く正確に手が読めるということで、“緻密流”という名称をいただいたり。１秒間に１億手と言うとちょうどキリがいいので本当に信用する人がいるんじゃないか、っていうことで“１億と３手”って、自分なりには、「速く正確に読める」という評価をいただいたということですね。当時はね。

• 確認日：2020-12-04　確度：A（確定）

モテ光（モテ）【モテミツ】

• 名付け親：大崎善生（作家、元将棋雑誌編集者）
• 由来：A級に昇級しもてているという噂を聞いて、大崎善生（作家、元将棋雑誌編集者）が「佐藤モテミツ君」と呼んだことから
• メモ：先崎学九段が呼び、連載等で使用したことから広まった。元々は大崎善生（作家、元将棋雑誌編集者）が名付けたもの。1996～97年頃に呼ばれ始めたと思われる。なお、将棋ファンがネット上で略して「モテ」と呼ぶことがある。
• 情報源：
  • 「編集者Ｔ君の謎 将棋業界のゆかいな人びと」大崎善生（角川文庫・電子書籍）（2014-08-25 発行）

    今だから白状しますと、A級に昇級して女の子にもてているという噂を聞いて「佐藤モテミツ君」というふざけたニックネームをつけたのは実はこの私です（広めたのは先ちゃんこと先崎学八段）。

    ※注：初出「週刊現代」2002年1月26日号

  • 「佐藤康光九段の中学生時代のニックネーム」将棋ペンクラブログ（2011-08-24付）（2020-12-04 閲覧）

    1990年代後半のエッセイでは、佐藤康光八段（当時）がネタになることが多かった。

    先崎学八段の2001年に刊行されたエッセイ集「フフフの歩」より。

    （省略）

    「いやあ佐藤モテ光君、元気かい」

  • 「将棋世界 2016年1月号 付録 現役プロ棋士データブック2016 【上】あ～た行」（マイナビ出版）57p.（2016-01-01 発行）

    愛称は「みっくん」「モテ光」など。

• 確認日：2020-12-04　確度：A（確定）

みっくん【ミックン】

• メモ：結婚当時に妻から呼ばれており、記事で書かれたことからファンにも知られている
• 情報源：
  • 「佐藤康光棋聖（当時）の婚約」将棋ペンクラブログ（2014-10-10付）（2020-12-04 閲覧）

    将棋世界2004年4月号、グラビア「佐藤康光棋聖、婚約発表！」より。

    紘子さんはゴルフを始めたばかり。「みっくん、早くコースに連れてってくださ～い」。カメラなど気にせずイチャイチャしてる二人でした。

  • 「将棋世界 2016年1月号 付録 現役プロ棋士データブック2016 【上】あ～た行」（マイナビ出版）57p.（2016-01-01 発行）

    愛称は「みっくん」「モテ光」など。

• 確認日：2020-12-04　確度：A（確定）

やっちゃん【ヤッチャン】

• メモ：同年代の中井広恵女流などから呼ばれた愛称
• 情報源：
  • 「佐藤康光九段の将棋入門書」将棋ペンクラブログ（2010-02-25付）（2020-12-04 閲覧）

    近代将棋１９９７年１０月号、中井広恵女流五段の「棋士たちのトレンディドラマ」より。

    「またぁ、ちゃんと用意していったくせに。で、やっちゃん（Ａ級の先生に大変失礼なのだが昔からそう呼んでいたので）はあげなかったの？」

  • 「中井広恵 - Twitter」中井広恵（2011-02-21付）（2020-12-04 閲覧）

    小学生名人戦の写真、あったー。やっちゃん面影ありすぎ。なるちゃんは誰かに似てる感じ。

    ※注：中井広恵女流六段は第6回小学生名人戦で準優勝しており、ベスト4に佐藤康光九段、畠山成幸（なるゆき）八段がいた

• 確認日：2020-12-04　確度：A（確定）